高齢者のための不動産サービス

賃貸で敬遠されがちな高齢者に向けた不動産サービス

高齢になってくると、なかなか部屋を借りれないという問題が出てきます。
一人暮らしの高齢者の場合、大家さんが「孤独死をされると困る」「家賃が滞るかもしれない」などの懸念から、入居を断ることがしばしばあります。
ところが現実的な数値を見てみると、超高齢社会を迎えた日本では65歳以上の人の割合は全体の約28%となっています。
つまり、約3人に1人が65歳以上というわけです。

賃貸で暮らしている高齢者が、現在の住まいだと階段を登らなければならないからという理由で引っ越したいと思っても、新しい引越し先を見つけることができないというようなケースは山ほど見受けられます。
このような現状を打開するために、高齢者向けの住まいを扱う不動産が誕生しました。

高齢者向けの住まいを扱う「R65不動産」

「R65不動産」では、65歳以上の人向けの住まいの提供を行っています。
しかも、ただ単に高齢者でも契約ができるというだけではなくて、「駅から500メートル以内」「ペットOK」「保証人不要」などといった好条件の物件も扱っているのが特徴です。
1ヶ月の相談件数は約40件、入居希望者は急上昇しており、今後も事業の拡大が見込まれています。

65歳以上の高齢者が入居を断られる最大の原因は、やはり孤独死を懸念してのことです。
東京都の場合で見てみても、一人暮らしの高齢者が孤独死する件数は15年間でなんと2倍まで増えています。
一人暮らしの高齢者が病気になった時のことを考えて、見守るようなシステムをR65不動産は導入しており、孤独死の予防にも役立っています。
入居者を見守るシステムは「R65あんしんパック」と呼ばれており、高齢者の暮らしを見守る機器と賃貸住宅管理利用保険がセットになっています。

見守りサービスは、AIが入居者の状態を把握するため電気の使用量を感知することができるようにしたもので、面倒な工事をしなくても設置することができます。
一方、賃貸住宅管理利用保険というのは、万が一入居者が死亡したとしても原状回復に必要な費用と家賃を保証してくれる保険のことです。
こういったあんしんパックを用意することによって、高齢者でも部屋を借りやすい環境作りをしているのがR65の特徴です。

R65あんしんパックの加入料は月額600円からですから、大家さんとしても少ない負担で大きな安心を得ることができます。
高齢者入居にはデメリットだけではなくて、メリットもあります。
賃貸物件の入居希望者は全体に減少の傾向にあり、空き物件が増えているのも事実です。
特に駅から遠くて通勤に不便な場所への賃貸物件は、バス停さえ近くにあれば高齢者には好都合なので入居者を増やす事ができます。