老人ホーム仲介ビジネス

老人ホーム仲介ビジネスの仕事内容

一人暮らしをするのは心配・介護が必要になったという理由から、老人ホームの利用を考える方がいらっしゃいます。
ですが、自分自身に合った老人ホームを探すのはとても難しいものです。

老人ホーム仲介ビジネスは、何を基準に施設を選べば良いか分からない方のサポートをする仕事です。
どのような施設が良いのか、予算の範囲、入居するうえで何が不安かなど、さまざまな要望や希望を確認します。

入居希望者に適した施設を提供するには、本人はもちろん家族からたくさんの情報を聞き取らなければなりません。
現在病気を患っている方に関しては、治療をサポートしてくれる施設を選ぶのはもちろん、病気が進行したとき・別の病気を患った場合も踏まえて、最適な施設を探す必要があります。

例えば、糖尿病を患っている方でインスリン注射を打つ必要がある場合、認知症を発症し自分で注射ができなくなることも考え、24時間看護師が常駐する施設をピックアップします。

また、家族の希望として多く挙げられるのが「お見舞いに行きやすい施設」であることです。
その要望に応えるため、相談員はお見舞いに行けるエリアを限定したうえで施設を探すケースもあります。

場所を一度確認してから決めたいという方のために、老人ホームへの見学日程調整・同行、送迎を行う場合もあります。

入居が決まればゴールというわけではありません。
業者側から何か困ったことがないか連絡し確認するのも、仲介ビジネスの大事な仕事の一つです。

入居者側としては、受け入れてもらっている以上老人ホーム側に要望や不満を言いにくいものですが、業者に対しては話すことがあるそうです。
その内容を施設側に伝え、入居後も仲介の立場として丁寧にサポートします。

最適な施設を探す方法

高齢者が快適に過ごせる老人ホームを探すため、紹介業者は新しい施設ができたら必ず見学に行きます。
老人ホームは、施設長や働く方の人柄や雰囲気によってケアの質が変わってくるため、見学する際は施設長や働くスタッフと話をし、どのような方がいらっしゃるのかを確認します。

施設長が変わると、雰囲気やケアがガラッと変わることも少なくないため、定期的に足を運ぶことが必要です。
ケアの質が保たれているかチェックするだけでなく、入居者の方に提供されている食事を実際に食べることもあります。

複数の施設を見学することで、一人ひとりの入居希望者に合った施設が紹介できるようになるため、人と関わることが好きな方がとりわけ向いています。