規則正しい生活を送る
規則正しい生活を送るのは、高齢者の方に限らずどの年代においても大事なことです。
疲れた・働き過ぎたと少しでも感じた場合は無理をせず、十分な休息や睡眠をとりましょう。
加齢が原因で睡眠が浅くなり、不眠がちになる高齢者は多いといわれています。
日中の活動量が原因の一つですが、高血圧や糖尿病、生活習慣病などの影響も関係しているそうです。
規則正しい生活をしないといけない、と強く思うほど焦りが出てしまうものです。「どんなに疲れていても寝つきが悪い」「眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまう」状態がずっと続く場合は、かかりつけの医師に相談をしてください。
食べ物に気を配る
健康的な体をつくる・維持するためには、栄養バランスが摂れた食事が欠かせません。
自炊がおっくうだからと、スーパーやコンビニのお弁当・お惣菜で済ませてしまうと、バランスが偏りがちになり、さまざまな病気を引き起こします。
また、肉は硬いから食べないという高齢者もいますが、タンパク質が多く含まれる食材のため、年齢を重ねても摂取していきたいものです。
高齢者の単独世帯が多い地域では、高齢者食生活支援事業を行っているところもあります。
その事業では、高齢者ご自身が「今どのような食事を摂っているか」を把握し、バランスの良い食品を選定しながら食事を作る技術を習得できます。
講習には栄養委員の方が、食生活のチェック&改善方法やアドバイスを提供してくれるメリットも。
また、調理方法が分かりやすく記載された資料や食事チェックシートなどを活用します。
食事チェックシートは、高齢者が自身の食事を確認し問題点を把握できる優れもの。地域の現状を伝える情報としても使われています。
講習会に参加できない方に対しては、小冊子や食事チェックシートを提供しつつ、声掛けの活動を行っています。
すべてのエリアでこのような事業が行われているとは限らないので、お住まいの県で高齢者の方に関する事業が行われているか確認してみましょう。
軽い運動の習慣を取り入れる
体の病気を予防し、健康を維持するためには軽い運動が欠かせません。
体を動かすことで筋力アップがはかれるだけでなく、日々の生活をより一層満たしてくれます。
しかし、運動が体に良いからとはいえ、ハードなトレーニングをする必要はありません。急に運動をするとかえって体を痛める可能性があるため、30分程度散歩したりプールのなかで歩いたりと、あくまで軽く体を動かすことが重要です。