お琴を教える先生になる方法

お琴の教室を開くには

美しい音色を奏でてくれる、日本の伝統芸能の一つである、お琴の教室を開くにはどのようにするのがいいのでしょうか?
お琴には流派があります。

山田流と生田流の二つの流派があって、それぞれ特徴があります。
山田流は丸爪を使い、生田流は角爪を使います。
山田流が現在においては主流となっています。

一口にお琴と言ってもいろいろな種類のものがありますので、生徒さんの目的に合わせて、それを進めることができるように、その知識を身に着けて置かなくては、なりません。

ベタ作りは安価なもので、お稽古用にしばしば用いられています。
口角も同様にお稽古用に最適なお琴です。

免許が必要

ピアノやバイオリンなどと異なり、お琴の指導をするには、師範免許が必要です。
免状を取得するには、料金が必要にあります。
初伝、中伝、奥伝、皆伝、助教といった、所定の曲をマスターすると免状を受け取ることができます。
ここまででだいたい50万円くらいの費用が必要です。

その後教師、師範、大師範の資格を取得することになります。
更に高額な費用が発生します。
お琴の指導者になるには、助教以上の免状を取得することが求められます。

先生としてやっていくには

お琴の先生としてやっていくには、免状を取得しなくてはなりません。
免状を取得すれば、すぐに先生として上手くやっていくことができるというものではありません。

更には、教えるための場所を確保することも必要です。
お琴は比較的大型の楽器ですので、それなりの場所を確保しなくてはなりません。
防音の事も考えておくことが必要です。

言うまでもありませんが、お琴を購入する用にしなくてはなりません。
従って、一定の初期投資が必要になります。

自分でお琴を弾けるのと、生徒がお琴を弾けるようになるのは意味が違ってきます。
指導能力も必要になります。
生徒が集まらなければ、指導することはできませんので、集客能力も求められます。
webサイトを開設したり、チラシなどを配布することも考えなくてはなりません。

経営センスも求められます。
利益を上げることができなければ、長期的に指導することはできなくなってしまうからです。

お琴の魅力を伝える

最初はなかなか大変な部分もありますが、お琴は日本の伝統芸能としての魅力をもっていますので、癒しを感じることができるものです。
それを指導することによって、多くの人に感動を与えることができる仕事になりますので、やりがいを感じることもできるはずです。

初期投資はなかなか大変ですが、お琴が好きな人にはお勧めの仕事といえます。
いろいろなタイプの会派がありますので、自分の考え方に一番マッチした、会派を選んで、そこから免状を取得するようにするといいでしょう。