ハンドメイド作品販売アプリもブームを後押し
最近、手芸がちょっとしたブームになっています。
コロナの影響で自宅にいる時間が長くなったぶん、刺繍や編み物などといったハンドメイド作品を作り始める人が急増しました。
特にシニアの男子が一定の年齢になってから手芸を始めるケースが増えており、手芸市場はこれまでになく活気付いています。
手芸が今のようにポピュラーになった影には、ハンドメイド作品を扱う販売アプリが一役買っていることも確かです。
また、2016年に放映されたNHK の連続テレビ小説「べっぴんさん」も刺繍ブームが起こるきっかけとなっています。
手芸グッズの売り上げも好調
刺繍などの手芸に使われるグッズの売り上げも好調に伸びており、中でも「鯖江リング・ルーペ」などといった高価なアイテムが人気です。
鯖江リング・ルーペというのは、眼鏡の産地として世界的に有名な鯖江で生産される、メガネフレームと同じ素材から作られているルーペのことです。
リングのように指にはめて使えるので、糸を通したり編み物の目を数えたりする時にかなり重宝します。
小さなアイテムとはいえ、お値段の方は6,600円と決して安くはありません。
どうせ自宅で手芸を楽しむのだから、いいアイテムを揃えて趣味を楽しみたいという人が多いということでしょうか。
鯖江リング・ルーペは綿70%の天然素材で作られているため、長時間お肌に触れていてもストレスがありません。
このほかにフランスの高級刺繍糸メーカーDMCの製品もよく売れています。
DMCの「ETOILE エトワール 25番 刺しゅう糸 ボックス缶セット 35色」は、お値段が8500円と高価であるにも関わらず品切れになることも多く、プレゼントとしても人気があります。
おすすめのハンドメイド作品販売アプリ
ハンドメイド作品販売アプリの中では、「minne」や「Creema」などが特におすすめです。
minneには1400万点以上の作品が揃っており、アクセサリーや衣類などの他に、家具やスイーツなども出品されています。
ですから、奥様はアクセサリー、旦那様はハンドメイドの家具を出品するといった使い方もできます。
「minne」という言葉は、博多弁の「やってみんね」「言ってみんね」という言葉からきており、スウェーデン語では「記憶(memory)」という意味もあります。
もう一つのCreema(クリーマ)は日本で最大級のハンドメイドマーケットプレイスで、なかなか市販されていないようなユニークな作品を入手することができます。
Creemaはアプリを運営する他に、3,000名のクリエイターが集結する「ハンドメイドインジャパンフェス(HMJ)」などの各種クラフトイベントも開催しています。