高齢者のためのバイクとは

老後の趣味としてバイクに乗るメリット

バイクを老後の趣味として楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。
バイクは車と違い小回りが利くので、渋滞にもさほど影響を受けません。スピードが出るぶん風を切る爽快感を味わえます。
ただし、あらゆるものに気をつけながら運転をしているため、少しでも疲れを感じたら適度な休息を取りましょう。

ソロツーリングでは、自分のペースを守りながら行きたい場所へ向かえます。計画をある程度練りつつ、気になったところがあればふらっと寄り道ができるのもポイントです。

一人で運転するのは何となく寂しい方や、目的地にたどり着けるか心配な方は、集団ツーリング(マスツーリング)やバイク仲間と一緒に向かいましょう。
集団ツーリングでは、ベテランのライダーが速度を合わせて走ってくれるので安心して楽しめます。

環境の変化を肌で感じ取れたり、四季折々の景色を楽しめるのも、バイクに乗る人ならではの特権です。
外の風をダイレクトに感じるぶん、暑さや寒さといったちょっとした変化を肌で感じられます。

また、同じ景色でも時期によって風景が異なるものです。春は淡いピンク色の桜に、夏は青々とした緑、オレンジや赤の紅葉が終われば、降り積もる雪が楽しめるでしょう。

バイクを趣味にする際の注意すべき点

警視庁「平成30年における交通死亡事故の特徴等について」の統計によると、高齢者の死亡事故件数は平成26年で増加傾向にありました。
平成30年では、460件のうち80歳以上の運転者が起こした事故は252件にのぼっています。

このような状況を回避するため、政府は2020年以降に高齢者専用の新しい運転免許をつくる方針だといわれています。

車の事故の原因の一つとして挙げられるのは、アクセルとブレーキの踏み間違いです。
一方、バイクの場合は、アクセルはひねる操作、ブレーキは握る&踏む操作が必要なので、車のような誤操作は起こりにくくなっています。
しかし、バイクは転ばないようバランスを取りながら走る必要がありますし、駐輪場所からの押し引きや、転倒した際の引き起こしがあるので、車とは別の点で注意が必要です。

また、天候や時間帯によって、事故を起こしやすくなります。
雨や雪で路面が滑りやすくなり、濃霧の時は視界が狭くなるので、注意しなければなりません。
警視庁発表の二輪車の死亡事故統計によると、朝の早い時間帯や夜道は事故発生率が高くなっているので、できるだけ明るい時間帯に運転してください。

エンジンから変な音がする・ブレーキがききづらいといった現象が起きたら、整備工場に行って点検を依頼しましょう。「大丈夫だろう」という考えが大きな事故に繋がります。
バイク整備にお金をかけるよりも、新しいバイクに乗り換えたい…という方は、バイク買取業者に査定してもらうのも一つの手です。
参考ページ:切手・コイン・バイク……昔のコレクションを買い取ってもらえない?